Vol.6|関係性をデザインする

日本の伝統工芸の世界には、人間国宝や著名な作家はもちろん、多くの優れた作り手がいます。 そして、各地で何十年にもわたり技術を磨き続けてきた職人の多くは、必ずしも広く知られているわけではありません。しかし、そうした数多くの職人たちが、伝統工芸の技術や文化を支えているのです。 Wearable Heritage Projectは、その積み重ねられた時間と技術、そして仕事に向き合う姿勢に深い敬意を抱いています。 私たちが大切にしたいのは、一つひとつの作品が、どの職人の、どの技術によって支えられているのか、その関係性を丁寧に伝えていくことです。 織職人、染職人、漆職人、組紐職人、水引職人、そしてデザイナー ──それぞれが培ってきた専門性が重なり合い、一つの作品へと結実します。 Wearable Heritage Projectは、その関係性そのものをデザインするプロジェクトです。 誰が、どのような技術で作品に関わったのか。一人ひとりの仕事と役割を丁寧に伝えることで、作品の背景にある多様な専門性と、その関係性が生み出す価値を社会へ届けていきたいと考えています。

© SORAE. All Rights Reserved.